【四柱推命】日干や月支元命から見る、基本性格ってなんぞや?

四柱推命では生年月日と出生時刻から命式を作り、性格や傾向、強く出ているクセなどを占います。自分の性格は「見せている性格」と「実感している性格」はもしかしたらギャップがあるかも知れません。四柱推命の日干や月支元命は基本的な性格の傾向を導き出します。早速、私の場合で見てみましょう!

日干から見る性格

日干(にっかん)は四柱推命の命式の日柱(にっちゅう)と天干(てんかん)が交わったところにある干(かん)のことです。私の命式の日干は「辛(かのと)」ですね。

日干はその人自身を表すといいます。基本的な性格や素質、その人に巡る運気を大まかに占うことが出来ます。日干は基本的な性格で一生変わらない根っこの部分を知る事が出来ます。

日干は「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」のどれになるかでその人の持つ日干でどのような性格の特徴があるか見ることが出来ます。

日干が甲(きのえ)の人

日干が甲の人の特徴は、大きな樹木のような雰囲気の人。柱や梁となるような木材のように太くて丈夫な樹木を指します。

柱のように正義感、責任感、堅実などの言葉がぴったりです。思慮深く、モラルやルールを重んじます。何事もまっすぐに正面から取り組み、礼儀正しい頑張り屋な人です。

生まれながらに人の上に立つリーダータイプ。しかし、若いうちは実力が伴わないので理想ばかりが先行して空回りしてしまうことがあるかもしれません。甲の人は年齢を重ねるたびに人格と実力が伴って風格が出てきます。会社では部長など役職に就く人もいるでしょう。

その一方でプライドが高い方で、上から目線にものを言ってしまうこともありそうです。お堅く威張っている、融通の利かないタイプと誤解されることも…。

日干が乙(きのと)の人

日干が乙の人は、若く小さな木や柔らかい草のようなイメージの人。協調性があって社交的、コミュニケーションをとるのが上手な人。

環境に合わせて柔軟に対応できる能力があるので草のようなしなやかさがありながら、自分という芯がしっかりした人です。

柔軟性がある分、優柔不断だと感じられるときも。色々な人の意見を聞いて状況を判断して思考を巡らせるのですが、一つの答えに絞り切れず決断を下すのに時間がかかり過ぎることがあります。

日干が丙(ひのえ)の人

日干が丙の人は太陽のような雰囲気の人。明るく陽気で開放的な楽天家。好奇心旺盛で集中力が高く、プラス思考なところが魅力的な人。

好奇心が旺盛なので興味がある事に対してとことん追求するので仕事や趣味など好きなことが見つかるとその分野を掘り下げて熱中する人も少なくありません。

丙の人はおしゃべりが好きなので人が好きなので積極的に話しかけます。太陽の様に情熱的で周りの空気を明るくします。元気で明るいエネルギーに満ちていますので人前で話したり表現する事が好きかも知れません。

その一方、自己中心的な言動も見受けられ、良くも悪くも自分が大好きな気分屋。周りの人はそれに振り回されるので配慮や気遣いで気にかけてあげると良いでしょう。

日干が丁(ひのと)の人

日干が丁の人は、焚火や電灯の明かりのような制御できる火のような人。火の性質がある日人ですが、礼儀正しく温かい感じの人。

内側にエネルギーを秘めた控えめな頭のいい人。実はせっかちなところもありますが、物腰が柔らかく、人付き合いにセンスがある人です。人に対して温かいので日とお世話をしたり役に立ったりすることが丁の日との喜びです。

しかしその一方で、内側では正義感が強すぎて好き嫌いがはっきりしているところがあります。控えめな人なので激しい感情は表に出そうとしませんが、不平不満がたまってもストレスを発散する事がうまく出来ないことがあるかも知れません。

日干が戊(つちのえ)の人

日干が戊の人は、硬い岩石や山のような雰囲気の人。どっしりとした楽観的なところがあるので、「何とかなる」と信じる人。

粘り強く努力を続け、まじめで正直な人。コツコツと堅実に物事を進め、褒められても舞い上がらずに基礎からじっくりと積み上げることが出来る人。結果が出るまでに時間がかかる傾向がありますが、一度コツをつかんで成功すると地盤が揺るがないでしょう。

ただ、一方で頑固なところがあり、社交性に欠けるでしょう。意固地になり過ぎてしまうと人の気持ちを察することが出来ないユーモアのない人と見られがちです。

日干が己(つちのと)の人

日干が己の人は、耕された田畑のように柔軟な人。飲み込みが早く、環境の変化に敏感に対応していける人です。

家庭的であったり場の空気を読むのが得意なことから、ナンバー2や補佐役などの縁の下の力持ちのような存在になるような人。面倒見がよく、現実的でうまくコミュニケーションを取りながら仕事をこなすタイプ。

その一方で、何でも平均以上にこなしてしまうがゆえに器用貧乏な立場になりがちです。自分が熱中できる何かを見つけないとそれなりに出来ただけで中途半端になってしまいがちです。

日干が庚(かのえ)の人

日干が庚の人は、金属は刃物のような雰囲気の人。素早く物事を判断して行動力がある人です。

ひとりで過ごす時もぼーっと過ごすことなく、本を読んだり家事をしたり電話をしたり常に動き続けている印象。合理的で負けず嫌いなので情に流されることがなく、自分で判断して行動に移します。結果を出すのが早い人。

ただ、計算高く頭の回転が速いので、ついて来れない人には冷たい印象。立場や気持ちを考慮出来ない利己主義な人だと誤解されることもあるかも知れません。

日干が辛(かのと)の人

日干が辛の人は、磨き上げられた宝石のようなイメージの人。流行に敏感で感性に優れています。

自分を取り巻く環境や人の観察をよくしているのでいつも細かく思考を巡らせています。育ちがよく繊細に見える人ですが、実は好き嫌いがはっきりしていて内心は明確な意思が強い人。人生において一度決めたことは決して曲げずにやり遂げる意思のある人です。

しかし、繊細過ぎるところが表に出ると神経質になって、思っていることが毒舌となってしまうので、柔らかい物言いを心がけると良いでしょう。

日干が壬(みずのえ)の人

日干が壬の人は、海や湖のような雰囲気の人。雄大でおおらかなゆったりと環境になじんでいくでしょう。

親切な人で寛大なので日と乃役に立つことが好き。自分自身は縛られることなく気ままに過ごすことを好みます。そのため、他人にも自分の価値を押し付けることなく態度が柔らかい人。

しかし一方でつかみどころがなく、ともすると無責任な人と映りがち。その悪いところが見えるとやるべきことを丸投げにして、楽しさばかりを求める人と思われることも。

日干が癸(みずのと)の人

日干が癸の人は水滴や雨のようなイメージの人。水が器によって形を変えるような柔軟さを持った人です。水が土に吸い込まれるように、素直で優しい性格。

ピュアな心の持ち主で、どこかしら物思いにふけるような所があり、想像力が豊か。穏やかで知的な雰囲気があるので、生活にもゆとりを感じさせる人です。

一方、繊細で神経質な一面も。いつまでもクヨクヨと気にしすぎるところがあったり、悲観的になってネガティブな発言が多くなる傾向があります。

月支元命から見る性格

日干は一生変わらない根っこの部分。では、次に月支元命から性格を見てみましょう。月支元命はその人の性格や気質が一生を通して変わらないベースとなる部分とされています。年齢を重ねて出来た経験や洗練された人格が出来ていても、その人の生まれ持った先天性の気質で四柱推命では特に重んじる部分です。

月支元命は「比肩」「劫財」「食神」「傷官」「偏財」「正財」「偏官」「正官」「偏印」「印綬」のどれになるかで占うことが出来ます。

まとめ

  • 日干はその人の根っこの部分を知る事が出来る!
  • 日干は「甲」「乙」「丙」「丁」「戊」「己」「庚」「辛」「壬」「癸」で見る!
  • 月支元命はその人が生まれ持って変わらないベースの部分を知る事が出来る!

余談ですが、漫画の「鬼滅の刃」では鬼殺隊の階級は日干でしたね!なんか聞いたことがある…と思ったら四柱推命で馴染みがあったからですね。竈門炭次郎は「庚」。最終的に「丙」まで階級が上がっています。

四柱推命での占いでは、日干と月支元命で大まかにその人の性格を知る事が出来ます。もっと細かく、運命の流れや結婚相手に選ぶ人にはどんな傾向があるのか、成功する職種や時期なども占うことが出来ます。良い結果は当てに行きましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

うまみ占い研究室では個人鑑定も行っています。もっと深く自分を知りたい方、四柱推命、五星三心占い、星占いの観点から運気の流れを紐解きます。

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